Paskel’s blog

■以前、別のブログに書いていた「学び」をテーマにした文をここに保存していこうと思います。■

温まるとは

このところ、朝晩は冷え込むようになってきましたね。
これから冬になると、暖房器具の出番が増えていきます。
ところで、私たちの体が暖かく感じるのは、どのようにして熱が伝わっているからでしょうか。
熱には、伝導、対流、放射の三つの伝わり方があります。
暖房器具の種類によって、どのしくみで体を温めているかが少しずつ違います。
順に見ていきましょう。
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(1)伝導 ― 触れて温まる
 電気あんか電気カーペット床暖房などは、伝導によって体を温めます。
これらの器具は、電気エネルギーを使って中のヒーターを温め、その熱が器具の表面を通じて直接体に伝わる仕組みです。たとえば、あんかに足をのせると、触れた部分からじんわりと温かくなりますね。これが伝導です。
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(2)対流 ― 空気が動いて温まる
 エアコンはヒートポンプのしくみで空気そのものを温め、その温風を部屋に送り出します。また、ガスストーブ灯油ストーブは、燃料を燃やして熱を作り、周囲の空気を温めます。
温まった空気は軽くなって上に上がり、冷たい空気が下に下がることで空気の流れ(=対流)が生まれます。この対流によって、部屋全体が少しずつ温まっていくのです。
ファンヒーターは、温風をファンで押し出すことで、より効率的に部屋を暖めます。車の暖房も同じ原理で、エンジンを冷やす冷却水の熱を利用して温風を作り、車内に送っています。
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(3)放射 ― 赤外線で温まる
 火鉢の炭電気ストーブ遠赤外線ヒーターなどは、放射(赤外線)によって熱を伝えます。
赤外線は空気を通り抜け、体や壁に当たってそれらを直接温めます。たとえば、冬の日なたに出ると、空気は冷たいのに体がぽかぽかすることがありますね。あれも太陽からの赤外線による放射熱です。
オイルヒーターも表面が温まることで赤外線を放ち、さらに周囲の空気を少しずつ温めることで、部屋全体をじんわりと暖めます。
野外でドラム缶に木材を投げ込んで火を起こし、みんなでそれにあたることがありますね。温まった空気が上空に逃げてしまうのですが、炎からの赤外線で温まるのですね。
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まとめ
熱の伝わり方には、
•    伝導:触れて温まる
•    対流:空気が動いて温まる
•    放射:赤外線で温まる
の三つがあります。
暖房器具はそれぞれ、このうちのどれか、あるいはいくつかを組み合わせて私たちを温めているのです。