Paskel’s blog

■以前、別のブログに書いていた「学び」をテーマにした文をここに保存していこうと思います。■

頭の体操の影響

今から54年前、私は中学1年生だった。
理科の授業で、T先生が、測定の誤差について説明された。
クラス全員で教科書の線分の長さを1/10mmまで測り、測定結果を発表しあった。
確かに短めだったり長めだったり、一人ひとりの測り方の違いで誤差が生じることがわかった。

先生は、このように人が測定する際には必ず誤差がつきまとうのだという話をされた。話がそのまま終わってしまいそうだったので、私は手を挙げた。

「先生、今、1人ひとりが持っている定規は違うメーカーのものもあり、全員同じではないですよね?  定規の目盛りにも誤差があるのではないですか?」と。
先生は一瞬驚かれたが、「なるほどその通りです」と言われた。

そう言えば、こんなこともあった。
小4の時、先生が算数の授業で「5本の木が6mの間隔で植えてある。端の木からもう一方の端の木までの距離は何メートルか」という問題を黒板に図を描いて説明された。
答えは30mではなく24mであることを説明された後、「つまり木の間の数は、木の本数より1少ないのです」とおっしゃった。
そこで手を挙げ発言した。
「先生、その右端の木と左端の木にも地球を一周した『間』がありませんか?」と。

こんな質問をするのが好きだった私は、おそらく当時家族で読んでいた多湖彰氏の「頭の体操」の影響を大きく受けたんだと思う。
それは、いわゆる垂直思考に対する水平思考などと難しいことではなく、
・言葉や関係を逆さにしてみる
・大きくしてみる
・小さくしてみる、といった考え方や、

・逆から見る
・裏から見る
・斜めから見るなどのものの見方

・図は、別の記号として読めるのではないか
・問題文の中に答えが隠されていないか
・問題文にある言葉は、別の意味を持つのではないかといったひねくれた考え方

など、頭の体操の問題を考える中でずいぶんと鍛えられたからだと思う。

「頭の体操」では、読者から問題を募集していた。一度送ったことがあったがボツになったことがある(笑)その問題は機会があればここに書きます。